メソッド体験談⑩ 設定の有効性
さて、他のテクニックとして「設定」があります。
これは何かというと、舞台設定とか、物語設定のことです。
急にキャラとかできないとき、自分に自信がもてないとき、「こういう物語と登場人物設定でモラオと接してみよう」ということです。
たとえば、Joeさんブログにされていたコメントであったのは、
「信長(妻)と秀吉(モラオ)」です。
“信長になりきって、心の中でモラオに「猿、それでよい。だが舐めたまねをすれば命はないぞ」って言うと、不思議とモラオが従ってくれました”
みたいなコメントでした。
こんな感じで、各自好きな設定で心の中で小芝居すると楽しいと思います。
私がメソッド初期によくやってた設定は
「森の中で一人子育てする魔女と、その手下のゴブリン」
です。
ゴブリンはもともと野生なので根は凶暴だし、契約してる魔女様の命令を素直に聞きません。こんな生意気な手下ですが、森の奥で一人子育てするのは不便なので、私(魔女)はどうにかこうにか従えてます。
・・・という設定で、子供を短時間見ててほしい時は冷たく短く命令してました。
「少し子供みてて」
ゴブリン…もといモラオは生意気にも返事しませんが、じゃあ遊ぼっか~☆などと言いながら子供をみてました。
別に1日中ずっとこの設定をやらなくても、状況に応じてごく短時間やるのでもOKだと思います。
例えばモラオが運転する車に乗って出かけるときは、後部座席に乗り込んで
ファーコートを着たお金持ちの奥様が運転手に命令するように「出して」
とか、やってました。
置き去り翌日のモラハラ事件
モラオは子供を連れて職場の人と出かける予定でした。
外へのイクメンアピールです。
このイクメンアピール欲求(恥)の強さを、私が読み誤ってました。
前日に私の置き去りがあったので子どもをうっかり忘れたら心配だから
連れて行ってほしくないと告げると、
モラオ大激怒!!!!!!
子どもを持って逃げ回る羽目になりました。
(イクメン約束しちゃったのに俺の面目を潰す気か!!)という怒りだと思いますが、
怒りでブルブル震えながら怒鳴り散らしてました。
「お前は子供を支配して人生を台無しにしようとしてる!!!
子供が泣いて嫌がってるだろう!!!
子供の首を絞める気か!しめる気か!!!!
そんなことしたら許さないぞ!!!!!!!!」
うーん、もうこの大興奮はハニワ顔では鎮められない段階。やばい。
かばんを取り、携帯をなんとかモラオから見えないよう取り出し、110し、怒鳴るモラオを見ながら会話できないのでつなぎっぱなしにしておきました。
その後、じゃあ私も行くよということで話がつきましたが、
そこに警察が到着!!8人ぐらい来ました。
制服じゃない刑事さんも!すごい!レア…(おいおい
モラオ君は育児方針のちがいで口論になったと言ってたそうです(笑)
しばらく一緒にいないよう指導されたっぽいです。
私の方は、今日は帰宅せず、子供は母親と一緒に外泊するよう指導されました。
でその夜、モラオからの提案電話。
このGWは、遠方のモラオ実家に行くことになりました。
モラオからの提案なんで、なんかウラがあるんだろうなー
と思ったら
モラオくんは不倫する気まんまんで、家にあった大量のオトナグッズを持ってでかけたっぽいです。
まあ息抜きもよかろう。(そしてこの隙に証拠を撮りたい・・・)
私の方は、あとで私が勝手に出てった!と言われたら大変なので、
事実確認のメールを送ろうと思います。
久々にモラハラされた!!置き去り
最近穏やかなんで、油断してました。
郊外のショッピングセンターにモラオと子供と3人ででかけて、
2人で映画を見るというので、任せておいたら
映画後の待ち合わせ場所にあらわれず、
私ひとり置いてきぼりにして帰られてしまいました!!!
30分待って、電話をしましたがつながらず。
もしや…と思って駐車場を確認したらモラオ車がない!
自宅までは××km。
公共交通機関もあるにはありますが、1時間に一本です。
こんな不便な場所に置いてきぼりにされるとは…。
置き去りは前々からされるかも、と思ってたんですが、
メソッド安定した今、初めてされました。
騒がず怒らず、モラオがこたえる最善の策にしました。
警察に通報。
して、DV歴があること、子供がDVされてないか心配なので自宅を見に行ってくださいとお願いしました。ご迷惑かけます…
あらかじめ役所や警察にDV相談して記録を作っておくと、こういう時スムーズです。
決して、自分でモラオにキレてはいけません。できる限り第三者を巻き込みます。
「モラハラするとすぐ周りにチクる女」と思われるようになった方がいいです。
(でもやりすぎると、警察に通報をマネされて面倒なのでめったには
できませんが・・・)
なかなか倒せないですね。
モラオは、「待ち合わせ場所に妻がいなかったから帰っちゃったんだなと思って☆」
「ぼくちんスマホ忘れてたから連絡取れなくてェ」と言い訳してました。
それで通じると思ってるんですかねぇ。
店内放送とかもあるじゃん。
しかも待ち合わせからたった20分で帰ってるし。
探し回ったとか言ってるけど、おそらく
ていうか待ち合わせで私が帰ったこと、一度だってある?
ていうか、××kmも離れた不便な場所で先に帰るメリットないw
キレたいですがこういう時はキレません。
代わりにハニワ顔をずっとします。
これが一番効く…。ハニワ顔を見たモラオは嫌な顔してました。
あと、しばらくの間は気まずい雰囲気を演出しようと思います。
もう子供とモラオを2人ッきりで別行動すらしておけませんね。
これも計算かなー。
子どもの面倒見るなら懐柔できるし、見ないなら好きな事できるし、どっちに転んでもモラオには得なんですよねぇ。
逆転!!と謳ってますが、まあこういうこともある、ということで…(^^;)
しかし、モラオは後のことなんてなんも考えてないなぁ、やれそうだと思えたらヤルんだなぁ、と改めて思う次第です。
その瞬間瞬間の損得だけで生きている…。
Joeメソッド体験談⑧ 私の変化まとめ
ここ1年半の、私の内的な変化について。
・冷たい人格を手に入れる。
・ビビリ、小心者っぽいのが多少改善した・・・ような気がする
・毒親フラバがなくなる
・「悪人」が憧れになる!!
・モラ夫への恐怖が薄れる(暴力うけてたので、体にしみついた怖さがありました…
・クズを演じる覚悟ができる。
性格が激変したかというとそうではなく、基本的には以前の、優しく真面目で小心者で、愛想がよくてニコニコ話して、自分に自信がない性格のままです。失敗がすごく怖いし、失敗すると自分は無能なのでは…と凹みます。自己肯定感はまだまだイマイチです。
でも、相手がモラの時だけは、冷たくなれる。自分の基本性格がモラの大好物だと分かったので、モラハラ人間と接するときだけは愛想悪い女を演じられます。
メソッド前の真面目すぎる私は、バカとかクズとか言われたり思われるのが怖かったです。今でも不本意ではありますが、モラ人間にはそう言われても大丈夫です。(というか、そう思ってもらった方が対処としてはGOOD)
もっと、悪人とかクズになりたいな~☆彡
健康的な自己肯定感と、モラに対して適切な防御行動をとれるようになりたい。
虐待と縁がない、自己肯定感が健康な人=私たち被害者体質がクズを目指し達成した姿なんですよ。
Joeメソッド体験談⑦ モラ夫の態度の変化まとめ
メソッド1年半ですが、メソッド前と後での
モラ夫の態度の変化を比べてみました。
【メソッド前】
・とつぜん機嫌が悪くなり、部屋にとじこもる(無視)
・忘れ物など、自分のミスを極力!妻のせいにし激怒する
・アンラッキーな事(信号待ちが長いとかw)が起きたら、イライラして怒鳴ったり妻の髪の毛をひっぱったりつねったりする
・家での過ごし方(食事や寝る時間)は自分のペース。
・性交渉の内容、回数の不満をしつこく言ってくる
・出産後、子供を人質にとった嫌がらせ
・機嫌がよい時はやさしい
・妻に何か頼むときは基本、命令。
冷たく短く「〇〇して」とだけ言い放ち、詳細を聞くと怒りだす。
【メソッド後】
・物を取ってあげただけでお礼を言う
・自分の分の食器を洗う
・アンラッキーな事(信号待ちが長いとかw)が起きても、あまりイライラしないか、
カーナビ等にあたるw
・食事や寝る時間を、誘ってもないのに勝手に加わり家族団らんしようとしてくる
・私が不機嫌を表明すると、自分で考えた改善方法で機嫌をとろうとする(ズレてるけど)
・性交渉を申し出ることすらしない
・不倫を始める(^^;)
・機嫌は一定。私と目を合わせようとしない。
・妻に何か頼むときは命令ではなく、
下から「お願いがあるんだけど…」と丁寧に話しかけてくる
また思い出せることがあったら書き足します。
Joeメソッド体験談⑥ 思わぬ副産物~毒親フラバが治った
Joeメソッドを半年ぐらいやって、
独り言モラ(リコンリコン!!)と叫ぶはまだ残っていたものの、
とりあえず、
突然モラオの機嫌が悪くなるのにビクビクするとか
無茶な命令されるとか
真冬に締め出されるとか
いじわるされて抗議したら殴られるとか
赤ちゃんの前で怒鳴るとか
そういうのはなくなった我が家。
私も冷たい人格を手に入れ、半覚醒みたいな感じになりました。
そこで、モラ夫関係以外で私に良い変化が1つありました。
毒親実家のフラッシュバックがなくなりました。
フラッシュバックってあれですよね、
無心に家事・仕事してる時とか、
1日疲れて布団に入って寝ようとしたとき、
ふいに
毒親にいじめられたり愚弟に性的虐待されたりした思い出がよみがえってきて
悔しくて悲しくて1時間ぐらい泣いて殺意に苦しむあの現象ですよね。
たぶん。
毒実家とは出産時(この時点で1年半前)に絶縁してたのですが、
フラバはずっとずっとありました。
貴重な睡眠時間を殺意と涙と鼻水で邪魔されるこの…無駄さ!!!!
ですが、Joeメソッドして半年、気づいたらフラバしなくなってました。
毒実家の嫌な思い出は努力すればちゃんと思い出せるんですけど、
ホントにクソだったな~~~~~~もう二度といいわ
っていう乾いた気持ちになってました。
復讐は、したくないかって言われるとしたいですけど(笑)、
また会った時にハニワ顔と奇行ですればいいし。
Joeメソッドが一番の復讐になるし。
対処法を手に入れたことで、落ち着いたのかもしれません。
Joeメソッド体験談⑤ キャラ替えと設定
Joeさんのブログで再三言われてる「モラハラ対処の根源」の1つが、
「キャラ替え」です。
モラオに対する"キャラクター"を変える。
共依存で生きてきた人は、誠実、真面目にこだわるというか、
「絶対あんな汚い人間になりたくない」
と思いすぎて、逆の、異常なまでの誠実王道人間になりがちだそうです。
私もご多分に漏れずそうでした。
モラオに対しても一生懸命つらいきもちを説明したり、
責められたら正論で反論したり、泣きながらすがったりしてました。
で、この性格自体はもちろん急には変えられないので、
「ちがう人間(キャラ)になった芝居」をするわけです。
(モラハラ人間に対してだけね!)
Joeさんがよくおススメしてるキャラは「冷たい」「そっけない」「冷めた感じの」人だそうです。
えっ絶対無理・・・
って思ってたんですけど、
半年ぐらいメソッド(このブログの体験談の①~④)を続けてたら
自然となってました。
なんか、人格が統合されていく感じ。
今までの『脊髄反射で世話や親切をしてしまう、泣き虫で気弱な私』と、
『モラハラ人間に対しては冷たい視線を送る女優の私』が
いつのまにか一つになってました。
今でも、大丈夫そうな人(モラハラじゃない)といるときは
『脊髄反射で世話や親切をしてしまう、泣き虫で気弱な私』のまんまです。
でもモラオとかはクズなんで冷めきった目で見てます。
覚醒まではまだしてないと思うんですが、だいぶ楽になりました。