毒親、モラハラDV夫を退治するブログ

毒親育ち、モラハラDV夫もちの30代女性が逆転するまで  twitter: lk_lemonk

毒親(母)の思い出⑤ 父は何をしていたか

もう一件、実家の思い出ーーー父について書きます。

 

父はいい人です。

たぶん被害者体質です。

 

感情としては、けっこう好きです。優しいし。

でも理性としては、「信頼せず、母の傀儡として扱わねば」と思うようにしています。

 

秀才タイプで、仕事もきちんとしています。たぶんストレス溜めてると思います。

子供には優しいです。

責任感が強くて親の面倒も見ていたし、出戻りの私や、できの悪すぎる愚弟を心配して色々しています。

 

でも、母に逆らえない。

母に詰問されるとなんでも喋ってしまいます。(まあこれは、私もそうだったからわかるw)

母は、父には私ほどのモラハラをしていません。男を見ると自動的にブリッコする体質も関係あるでしょうし、父の地位が大好きで、万が一でも離婚されたら困るのもあるでしょう。

 

父は、母の子供への虐待っぷりを知りません。また、知ろうとしません。

メソッド前、私はよく泣きながら一生懸命訴えましたが、あまり重大に受け取ってくれませんでした。

また、弟にDVされ、性的嫌がらせを繰り返し受けたときも、ただの兄弟げんかと思っていたようです。

泣きながら訴えたら「空手を習えばいいっしょ」

と言われました。この時は本当に絶望しました。

 

私の妊娠中、父は、

「とにかく実家に戻ってこい、母さんが世話をしてくれる」

などとのたまっていましたwww

母は虐待するし、弟はDVしてたんだよ!?無理だよ!!と泣きながら訴えましたが、父は理解していないようでした。

 

そこで、出産間際の私は、父に対しても一計を案じました。

(産後に母が来て暴れたら困るからです)

母のマネをして、罵倒電話をかけてみることにしたのです。

だって、今までどんなに泣いて真面目に訴えても、効果がなかったんだから。

方針を変えるしかありません。

父が、とにかく母を差し向けないようにするにはどうしたらいいか?

父が苦手なものはなにか?

と考えると、モラハラ母のあの迫力しか思い浮かびませんでした。

それほど出産前の私は追い詰められていました。

 

言う事を決めてないと泣いてしまったりするので台本を用意しw、

狂ったように笑いながら、罵倒しました。

「今までコッチが世話してやってたんだよwwwwお前の妻の感情を!!!

殴るける性的嫌がらせを受けてたんだよ!お前の息子によ!!!!!!」(要約)

そして性的嫌がらせを受けた気持ちを分かってもらうために、

本当に嫌でしたが、下ネタで罵倒しました。

その内容は…とてもここには書けませんwwwwwww

絶対娘に言われたくない内容ですwwww

 

父は娘が狂ったと思うのか、これ以降、

母を差し向けないようになり、母がいても平気かと気を遣ってくれるようになりました。

父コントロール作戦、やっと大成功。

 

このように、モラハラ人間を含む人間関係では、

いい人に対しても何らかの戦略的な扱いが必要です。

昔の私は、「とにかく真面目に誠実に訴えれば分かってくれる」と思っていました。

でも、相手の状況によってはそうはならない事を学びました。

モラハラ人間もそうだし、いい人ですらそうなんだ、と。

人を動かすには、その人に合った戦略が必要なんだ、と。

 

いや、そんな戦略を使わなきゃいけない家族ってナニwwwwとは思いますがw

とにかく現実がそうなんだから仕方がない。

Joeさんの言う「ありのままの現実を見つめ、奇跡を計画する」ってこれですね。

父にこの電話をかけたときの私はJoeメソッドを知りませんでしたが、GJでした。

 

 

 

私が結婚してから母のモラハラが外に向かい親戚中にバトルをしかけるようになり、少しは父も母の本性を思い知ったようですが、

それでも全貌を父は分かっていません。

先日、「母が罵倒電話をかけて、叔母さんを呼び捨てにしたらしいよw」と教えてあげたら

父は「えっ、ウソ…」と言ったきり絶句していました。

私の方こそ、えっ…だよwww

 

そして今現在は、母のモラハラエネルギーの何割かは父に向かっています。

毎日家事をさせられてヘトヘトだそうです。

今でも父の事は好きです。

でも、もし父が、母が嫌いで困ってると言ってくれればJoeメソを勧めますが、

そう言わないので放置です。(これが無関心力)

 

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私が離婚を決めた要因のひとつに、この父の姿があります。

たぶん父は、離婚したいときもあったでしょうが、子供のためにガマンしたこともあったと思います。

でも、子供から見ると、被害者親も「頼りにならない、敵の味方」となってしまうんですね。

パートナーからモラハラを受けてるのに。

時には子供をかばっているのに、です。

 

モラオと暮らし続け、モラハラをガマンした上に子供にこんなふうに思われるのは嫌でした。